【キリマンジャロに登ってきた】#10 Day3 高度順応日のゼブラロック・ハイキング

3日目は高度順応日でした。

3日目ホロンボハットの夜明け
3日目ホロンボハットの夜明け

私は富士登山で高山病症状を体験しています。が、富士山よりも高いキナバル山では症状が出ませんでした。
高地に強いのか弱いのか、まったくわかりませんが、6000m近いキリマンジャロではやはり高山病が心配でした。しかし、幸いにもひとつも症状はありませんでした。

隊長曰く、富士山は一日でぐわっと登り、8合目では人が多く閉め切った酸欠状態の山小屋で過ごすため、高山病になりやすく、キリマンジャロやキナバルのような赤道付近では、かなり高所まで緑があるし、地球が自転しているので遠心力で酸素が押し上げられているので、緯度の高いところよりは高山病になりにくいとのことでした。
ましてや、ダイアモックスを飲んだり、お水を飲んだり、十分な対策をしていますし、このように高度順応日ももうけてあるので、富士山よりは本当に楽でした。パーティの中には高山病症状で悩まされた方もいますが、それも5000mを超えるまではそれほどでもなかったように思えます。

下山前に歌って踊るパーティの人々
下山前に歌って踊るパーティの人々

高度順応日は、往復2時間ほどのハイキング。キリマンジャロでゆったりハイキングなんて、なんて優雅なんでしょう!

言うても3720m。看板の向こうに頂上が見えるよ・・・
言うても3720m。看板の向こうに頂上が見えるよ・・・

朝ごはんを食べたあと、荷物も置きっぱなしでゆっくり出発します。

今日もパンにはピーナッツバターをたっぷりと
今日もパンにはピーナッツバターをたっぷりと

ゼブラロックはこちらという案内板
ゼブラロックはこちらという案内板

ジャイアントセネシオの群生を横目で眺めたり。

ガスって見えにくいけど群生が・・・
ガスって見えにくいけど群生が・・・

こんな小さな高山植物発見
こんな小さな高山植物発見

お天気がイマイチぱっとは晴れていない状態でしたが、ほぼ平坦な道をゆっくり歩いていきます。余裕です。

すこしずつガスが晴れてきました
すこしずつガスが晴れてきました

高山植物には黄色い花が多い
高山植物には黄色い花が多い
これも黄色い花。若干みずみずしい
これも黄色い花。若干みずみずしい
ジャイアントセネシオがまばらになってきたところに・・・
ジャイアントセネシオがまばらになってきたところに・・・
見えてきたよ〜
見えてきたよ〜

目的地はここ、ゼブラロック。本当にゼブラ模様でちょっと感動。

本当にシマウマ柄!
本当にシマウマ柄!

正面から見るとこんな
正面から見るとこんな

お向かいには、マウェンジ峰が近く迫ってきます。

こちら側は青空!!
こちら側は青空!!

と思ったらこちらにも青空が広がってきた!
と思ったらこちらにも青空が広がってきた!

地層は横の縞模様なのに、なぜここは縦の? と思っていたら、黒い部分は上から水が流れているのでした。

これがゼブラのアップ。黒い部分は濡れてます
これがゼブラのアップ。黒い部分は濡れてます

ゼブラにタッチして記念撮影。

タッチ! で記念撮影
タッチ! で記念撮影

ゆっくり戻っても、まだお昼ちょっとすぎ。美味しいご飯が待っているという贅沢です。

ジャイアントセネシオの上にも青空が
ジャイアントセネシオの上にも青空が

お昼ご飯はポテトフライとクレープと
お昼ご飯はポテトフライとクレープと
大好物のスイカが出ました! うひょー
大好物のスイカが出ました! うひょー

このスイカも、ポーターさんが持って登ってきてくれたんですね。感謝しかありません。

栄養満点、大満足です
栄養満点、大満足です

そしてこの日、頂上から下山してきた日本人の男性2名に会いました。
どうだった? どうだった? と話しかけて、色々アドバイスをもらっちゃいました。
疲れるから水はちゃんと持っていかなきゃだよ、帰りが砂走りで埃が入るからサングラスとマスクは必須!、頂上付近はやっぱり苦しかったよ、でも人が多くて写真撮影がちょっとしたなわばり争いだったよ、とか。
行ったばかりの人と話せて、それはとても刺激になりました。絶対に私も登頂するどー! ってね。

ティータイムには隊長持参のバームクーヘンまで! 贅沢!
ティータイムには隊長持参のバームクーヘンまで! 贅沢!

#11 月明かりの影ができる場所で
#12 Day4 いよいよキボハット(4,720m)へ
#13 ガイド&ポーターのこと
#14 Day5 登頂アタック5895mへ
#15 Day5 頂上からのハードな下山
#16 Day6 さらばキリマンジャロ
#17 アルーシャへ移動
#18 Day7 サファリ〜帰国へ
#19(最終回) 持ち物いろいろ