3日目は高度順応日でした。
私は富士登山で高山病症状を体験しています。が、富士山よりも高いキナバル山では症状が出ませんでした。
高地に強いのか弱いのか、まったくわかりませんが、6000m近いキリマンジャロではやはり高山病が心配でした。しかし、幸いにもひとつも症状はありませんでした。
隊長曰く、富士山は一日でぐわっと登り、8合目では人が多く閉め切った酸欠状態の山小屋で過ごすため、高山病になりやすく、キリマンジャロやキナバルのような赤道付近では、かなり高所まで緑があるし、地球が自転しているので遠心力で酸素が押し上げられているので、緯度の高いところよりは高山病になりにくいとのことでした。
ましてや、ダイアモックスを飲んだり、お水を飲んだり、十分な対策をしていますし、このように高度順応日ももうけてあるので、富士山よりは本当に楽でした。パーティの中には高山病症状で悩まされた方もいますが、それも5000mを超えるまではそれほどでもなかったように思えます。
高度順応日は、往復2時間ほどのハイキング。キリマンジャロでゆったりハイキングなんて、なんて優雅なんでしょう!
朝ごはんを食べたあと、荷物も置きっぱなしでゆっくり出発します。
ジャイアントセネシオの群生を横目で眺めたり。
お天気がイマイチぱっとは晴れていない状態でしたが、ほぼ平坦な道をゆっくり歩いていきます。余裕です。
目的地はここ、ゼブラロック。本当にゼブラ模様でちょっと感動。
お向かいには、マウェンジ峰が近く迫ってきます。
地層は横の縞模様なのに、なぜここは縦の? と思っていたら、黒い部分は上から水が流れているのでした。
ゼブラにタッチして記念撮影。
ゆっくり戻っても、まだお昼ちょっとすぎ。美味しいご飯が待っているという贅沢です。
このスイカも、ポーターさんが持って登ってきてくれたんですね。感謝しかありません。
そしてこの日、頂上から下山してきた日本人の男性2名に会いました。
どうだった? どうだった? と話しかけて、色々アドバイスをもらっちゃいました。
疲れるから水はちゃんと持っていかなきゃだよ、帰りが砂走りで埃が入るからサングラスとマスクは必須!、頂上付近はやっぱり苦しかったよ、でも人が多くて写真撮影がちょっとしたなわばり争いだったよ、とか。
行ったばかりの人と話せて、それはとても刺激になりました。絶対に私も登頂するどー! ってね。
#11 月明かりの影ができる場所で
#12 Day4 いよいよキボハット(4,720m)へ
#13 ガイド&ポーターのこと
#14 Day5 登頂アタック5895mへ
#15 Day5 頂上からのハードな下山
#16 Day6 さらばキリマンジャロ
#17 アルーシャへ移動
#18 Day7 サファリ〜帰国へ
#19(最終回) 持ち物いろいろ
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