【加仁湯&トレッキングへ行ってきた】雪見露天風呂とスノーシューのあとは熊料理

今年二回目のスノートレッキングに行ってきました。
といっても、今回はトレッキングだけではなく温泉がこれまた充実で、関東最後の秘湯と言われている奥鬼怒の「加仁湯温泉」に一泊しました。

奥鬼怒へ続くトレッキングコース
奥鬼怒へ続くトレッキングコース

体感的には長野のほうのお山へ行くよりも近く感じる栃木県。東北出身の私が東北自動車道に慣れ親しんでいることもありますが、行動時間が短めなので、朝の出発時間も新宿8時出発と、いつもよりゆったりした感覚です。

しかし温かい。前回は標高が高かったこともあり、天気が良くてもダウンが必要でしたが、今回は一度外に出てからまた一枚脱ぐという状況。薄手のインナー2枚とウインドブレーカーだけで歩けてしまいました。

心無しか北横岳よりも細身に見える私
心無しか北横岳よりも細身に見える私

トレッキングガイドは明るい女性の方で、同じ時期にキリマンジャロに行かれていたとか! 今回も隊長や、キリマンジャロ同行のメンバーが一緒だったので、その偶然に驚きました。

キリマンジャロを思い出すとこんな感じになる
キリマンジャロを思い出すとこんな感じになる

さてスノーシューは、今年二回目ということもあり、装着も慣れたものです。しかし本当に雪が少ない。一年前も同じ場所でスノーシューをしたのですが、今年はところどころ地面が見えちゃってます。

今年は雪が少なめ
今年は雪が少なめ

途中で凍る滝を観たり
途中で凍る滝を観たり

しかし少し登るとそこは雪景色。ちょっと重めの雪の中を歩いていきます。

この広野をバフバフと歩く快感
この広野をバフバフと歩く快感

心惹かれる親子の図
心惹かれる親子の図
メルヘンな花の標本
メルヘンな花の標本
ちょっと日陰になるとこんな氷のオブジェができる状態
ちょっと日陰になるとこんな氷のオブジェができる状態

目的地は加仁湯温泉。到着してすぐにお風呂に入ります。泉質はどろっと白濁していて、非常に硫黄くさく。少し熱めなのであまり長く浸かっていられませんが、出たり入ったり長居をしていると、すぐにだるーくなります。
内湯も同じ泉質でしたが、さらに熱くて、ちょっとした修行でした。

加仁湯温泉に到着
加仁湯温泉に到着

山小屋と違ってお食事が豪華! 完全にオーバーカロリーです。

お食事が豪華。今年も完食できませんでした
お食事が豪華。今年も完食できませんでした

夜はナイトトレッキングという盛りだくさんな日程。残念ながら雲が出てしまい星は見られませんでしたが、夜の雪道を歩くのも楽しかった。途中、トンネルにはキャンドルがたくさんともしてあり、幻想的な雰囲気。

ナイトトレッキング。遠くから見た加仁湯
ナイトトレッキング。遠くから見た加仁湯

トンネルの中はキャンドルの灯りでほんのりオレンジ色
トンネルの中はキャンドルの灯りでほんのりオレンジ色
戻ってきてからの一枚
戻ってきてからの一枚

帰ってからはまたお風呂。長く入りすぎて懇親会はパスし、早々に布団に入りました。

翌日はなんと雨。朝風呂のあと、朝ご飯を食べてから、トレッキングガイドの方が雪の状態を見に行ってくれた後の連絡を待ちます。

朝食の豪華。年一回の贅沢という感じ
朝食の豪華。年一回の贅沢という感じ

隊長とは、「行き先がウフルピーク(キリマンジャロ頂上)だったら迷わず出発なんだけどねー」と言い合います。
雪の状態は、昨夜なだれがあったとお陰で歩きやすい道になっているとか。レインウェアを来て、ショートコースでちょっとだけ歩きました。降るのが雨なだけに、昨日よりもさらに温かいです。

一番大きな凍った滝 普段ならアイスクライミングができるそう
一番大きな凍った滝 普段ならアイスクライミングができるそう

一時間強のトレッキングを終え、しょうこりもなくもう一度お風呂に入ってから出発。お昼ご飯は「またぎの里」で、猟師さんのごはんです。

こんなすばらしい景色の前には・・・
こんなすばらしい景色の前には・・・

またぎの里が!!
またぎの里が!!

誰も入っていないとちょっと入りにくい店構え。私たちがごはんを食べ始めたら、焼き肉の匂いが外に漏れたこともあって、家族連れやドライブ客が中を覗いて少しずつ入ってきました。私たちが呼び水になっているのよね、なんて話していましたが、帰ってきてから調べると、食べログでも高評価で、人気のお店っぽいです。

入ってみるとこんな感じ
入ってみるとこんな感じ

お肉を焼いている方も、注文をとりに来た方も、ガタイが良い、まさに猟師という感じ。お肉を焼いているおとうさんに「どこから来たの?」と聞かれ、「東京」と答えると、「オレ東京に行った時、膝が痛くなって、そのへんの木を杖にしようと思ったら、東京には木がないんだな〜」と言われました。ああ、そうなんだよね。ないんだよね、木も何も。

お肉をやいているおとうさん
お肉をやいているおとうさん

ラインナップは熊、鹿、猪、雉、鴨。それをラーメン、そば、丼、汁などと組み合わせます。私は迷わず、最もレアな熊丼で。

これが熊丼セット。おみおつけも美味しかった
これが熊丼セット。おみおつけも美味しかった

この熊丼、味は美味しかったのですが、脂身が多かったせいか、翌日夕方までおなかが重く、満腹状態が続きました。しかし人生初って、まだまだあるもんですね。キリマンジャロに続いて雪山、そして熊丼。アラフィフになっても、未体験があり、初体験ができるということは、本当に幸せだと感じる今日この頃なのでした。

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