【登山】Long and winding road to the peak of Mt.Fuji

二年目の富士山も登頂ならず・・・orz
ホント近くて遠い山に認定せざるをえません(当社比)。

昨年は1日目快晴、しかし8合目の早朝に暴風雨・・・で登頂ならず。私は初回富士山だったが、パーティの中には2回目のリベンジ組がちらほらいて、やっぱり9月の富士山は天候がねえ、ということで今年こそはの8月最終週末の登山計画に。

一週間前から天候をチェックしたところ、週末だけが奇跡のように晴れ。あまりの幸運に悪い事が起こるんじゃないかとビビったのがいけなかったのか、日を追うごとに予報が少しずつずれていき、木曜の時点では週末が雨・・・。

雨天決行なもので小雨の中新宿から出発するも、東名の途中で雨が上がった! バスの中は明らかに歓喜に満ちあふれ、全員が希望に瞳を輝かせていたに違いない。

しかし五合目到着時には再びの雨・・・。誰と誰との組み合わせが雨を呼んでいるのか心の中で邪推するも、もはや二年連続の悪天候では組み合わせのパターンがありすぎて、雨カップルも認定できないありさま。

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登山の必須アイテムレインウェアの上下と、レインスパッツ、レインハットを装備して登山開始。私は昨年の大雨の中、母のおさがりのゴアテックスグローブが、もはや防水の「ぼ」の字分も役に立たなかった教訓から、おニューの防水グローブで挑む。さらには仕事が忙しすぎるとやってしまいがちな深夜のアマゾンショッピングで購入した防水ウェアラブルカメラもスタンバイOK。今考えてみると、これだけ防水グッズを揃えているのが雨を呼んだんじゃ・・と思わざるを得ない状況ではある。

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高山植物を楽しむ余地もない。周囲に立ちこめる白いものが、雲なのか霧なのか雨なのかよくわからないまま、苦行のように進む進む・・・。

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しかしだ!
「あーたまーをーくーもーのーうーえーにーだーしー」という歌のとおり、富士山は雲の上につきぬけているのであーる! 当然、登り続ければ、雲の上に出るのであり、青空や太陽が徐々に見えてくるではないですか! ひゃはー!

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そして8合目到着。3300mは空気が薄く冷たいが、見下ろす雲海の上には青空が!
これは今夜の頂上アタック、もしかしたらもしかするかも!

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雲海を眺めながらカレーを食べていると、遠くに小さな丸いお月様が!
明日が満月とのことで、ほぼまんまるの美しい月が、目線ちょうどのところに鎮座している!

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宿のおにいちゃんも、「これは今夜ばっちりでしょ!!」と豪語。我々も期待に胸ふくらませて就寝の準備に入る。

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月はますます大きく、暗くなると明るく輝きだす。
「これだけ明るいと、ヘッドランプもいらないよ〜」と山小屋のおにいが期待をあおる。
登頂アタックは2時出発。床に入ってもろくに眠れないのだが、少しでも身体を休めるために早めに就寝。
深夜2回ほどトイレに行ったが、霧は出ているものの、雨はなし。

だがしかし。

1時半にガタガタという周囲の音で起こされ、さて準備と思ったところ、外は暴風雨とのこと・・・
まじか。またか・・。

リーダーの判断で登頂アタックは今年も断念。全員そのまま朝までフテ寝し、朝ご飯をたべて暴風雨の吹きすさぶ中、下山したのでした。
顔に雹だか霰だかがあたって痛いわ、ひどい風に飛ばされそうになるわ、岩場はツルツル滑るは、途中で腹は減るはで、大変な下山ではありましたが、全員無事で帰り着きました。

来年こそは。
って去年も言った気がするが、いやほんと来年こそは。