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【アグン山に登ってきた】#3 足ならしのライステラストレッキングへ

ライステラスにひと気は少なく、たまーに、近隣の住民とおぼしき人々とすれ違うくらいです。お供え物をもったおばあちゃん、ひまそうにブラブラしているおっちゃん、バイクで二人乗りする正装のカップル・・・。ウブドの町中は、ガラス張りクーラー入りでなんとなく忙しい町になってしまったけれど、少しあるけば私の好きになった頃のウブドがあります。しかし、ところどころでヴィラやホテルが建設中だったりして、このあたりにも滞在客が出没するのは時間の問題かなあとも思いました。

田んぼの中にも必ず神様の場所がある

田んぼの中にも必ず神様の場所がある

立っているのはたぶんピンジャンカン。竹でできた鳥よけです

立っているのはたぶんピンジャンカン。竹でできた鳥よけです

正装のパパ(おじさま)がのんびり歩いている

正装のパパ(おじさま)がのんびり歩いている

これもピンジャンカンかな

これもピンジャンカンかな

正装のカップルが二人乗りで田んぼの道を走ります。絵になるなー

正装のカップルが二人乗りで田んぼの道を走ります。絵になるなー

お供え物と聖水を持って祈りを捧げているイブ(おばさま)

お供え物と聖水を持って祈りを捧げているイブ(おばさま)

こうして歩いていると、引き返すタイミングを失う悪い癖があって、途中で空の雲行きも怪しくなってきたので、道路へ曲がる道が見えたところから引き返すことにしました。そして道を歩いていると、降り出してきましたよ。そしてこの熱帯の島の雨は、びっくりするほど激しく降ったりします。あーあー、今夜からの登山は無理かもしれないな・・・とちょっと残念モード。といっても、まあなんとなく、条件が揃わなくて中止になるなら、それはバリの神様が登っちゃダメっていうことなんだろうと最初から思っていたので、それほどのガッカリ感は持っていませんでした。

赤い絵の具を散らしたような木

赤い絵の具を散らしたような木

お布団干し中。雨が降ってきそうなんだけど・・・

お布団干し中。雨が降ってきそうなんだけど・・・

この島は花の色が濃い

この島は花の色が濃い

ハイビスカスもハワイのとは趣が違う

ハイビスカスもハワイのとは趣が違う

どろぼう除けの、塀の上のガラス

どろぼう除けの、塀の上のガラス

またもや二人乗り。今度は父娘みたい

またもや二人乗り。今度は父娘みたい

椰子の実がみっちり

椰子の実がみっちり

鶏もワイルド

鶏もワイルド

これはペンジョール。鳥除けではなく、宗教的なもの

これはペンジョール。鳥除けではなく、宗教的なもの

元気な椰子の小道をずんずん歩く

元気な椰子の小道をずんずん歩く

途中で小川が出てきました

途中で小川が出てきました

草むらに何気なく置いてあるチャナン

草むらに何気なく置いてあるチャナン

南国の女性は働き者

南国の女性は働き者

そして雨が激しくなった頃、ジュースやお菓子を売っている雑貨屋の前にいる母子に手招きされたので、近寄っていくと、雨宿りしていけと。このお母さん、口のきけない方のようで、すべて身振り手振りですが、不思議と話は通じます。子供を抱っこさせてもらったり、中にいるお父さんからテボトル(アイスティー)を買って飲んだり、子供が持って遊んでいる良い匂いのする柔軟剤の匂いをかがせてもらったり。私は二度目のバリ旅行が一人旅で、こうしてバリの人たちと会話を楽しみながら過ごした体験が忘れられなくて、そこからどっぷり旅にはまりました。国によってはそうもいかなかったり、逆に「一人になりたい・・・」と思うくらい構われたりしますが、バリのこの感じがちょうどよくて、近年はだんだんそういうことも少なくなり、みんなスマホを見だしちゃったから、もうなくなっていくんだろうなーと残念に思っていたのですが、今回こうして雨宿りさせてもらって本当に嬉しかった。

ちょっと怪獣のような草木

ちょっと怪獣のような草木

椰子の木が元気。空は泣きそう

椰子の木が元気。空は泣きそう

バニラが並べてありました。雨降ってくるよ・・・

バニラが並べてありました。雨降ってくるよ・・・

可憐なフランジパニ

可憐なフランジパニ

前向きなフランジパニ

前向きなフランジパニ

ちなみな話しかけられたことで言えば、この数日後、モンキーフォレストの近くをふらふら散歩をしていたら、道の向こう側にいるおっちゃんが私に向かって何か言っているので、ああまだしつこいトランスポートのかけ声をかける人もいるのね〜なんて呑気に通り過ぎながらよく聞いてみると、私の首に巻いていたスカーフがヒラヒラしていて猿にひっぱられるから隠しとけ、っていう助言でした。ウブドちょっと良い話。

ライステラスロードで絵を書いていたおにいさん

ライステラスロードで絵を書いていたおにいさん

ちょっと寂しそうな案山子

ちょっと寂しそうな案山子

花々にとってはまだ雨季が残っているみたい

花々にとってはまだ雨季が残っているみたい

鶏の手のような花

鶏の手のような花

お菓子のような花

お菓子のような花

雨がかなり小降りになったので母子にお礼を言ってさよならして、ウブドの中心部まで戻りました。一度宿に戻り、読書などして過ごしていましたが、ふと思い立ってまた外出。
ウブドは、オーガニックとヨガ好きの欧米人だらけになっちゃったよ、と友人から聞いていて、ちょっと残念に思っていたのですが、私もなんちゃってヨガをやる身なので、体験しないで批判するのはよくないと思って、ウブドで一番大きなヨガセンターに見学にいってみることにしました。私がバリに通ったり、仕事をしていた頃は、ヨガをやるところなんて高級ホテルのアクティビティくらいにしかなくて、身体を動かすことといえば、バリ舞踊を習うことくらいでした。それが、ウブドの早朝、ハノマン通りには、ヨガマットを持ったヨギーがヨガセンターに向かって闊歩しているとか。たしかにヨガウェフショップが目につきます。パソコンで場所を調べて、出発です。ちなみにこの「パソコンで場所を調べて」ってのもかなりの進化よね。かつてはワルテルという公衆電話屋さんで電話をかけるしかない→町にインターネットカフェが林立→どのお店もWifi完備(イマココ)だもんね。たまげるわ。

道っぱたに貯めてある椰子の実と、ナゾの鳥マーク

道っぱたに貯めてある椰子の実と、ナゾの鳥マーク

足下には儚げな花が

足下には儚げな花が

そしてヨガセンターに到着。なんだか布を巻き付けて髪を無造作にアップした女性や、上半身裸で長髪の男性なんかが出入りしています。敷地の中にはカフェがあって、そこでナチュラル(想像)な食べ物や飲み物を食べる欧米人で大混雑しています。さらに進んでいくと、たぶんヨガをやる広場があり、その奥に受付がありました。当日でも可とのことなので、試しに受けてみることにしました。受付はバリ人女性で、テキパキ対応してくれましたが、ニコリともしませんでした。

外ではなくフロアに通されて、日本人は私ひとり、あとはほとんどが欧米系の方で、30〜40人はいたかと思います。ヨガマットの他に、ロープやクッション、バンドを使う、アメリカっぽいヨガでした。先生も欧米系の方で、すべて英語。うう、通常の会話では出て来ない、股関節とか腰骨とか、身体の部位を表す言葉は日常的に使わないので知らないんだよ〜、てことで、周囲をきょろきょろしながら真似していたら、先生に目をつけられていちいちポーズを直されたりしました。感想は・・・なんだか集中できなかったのでよくわかりません。面白い体験ではありました。ただ、もう来ることはないと思います。ここは私のバリではない。

裏道にて、門の横で家を守る人

裏道にて、門の横で家を守る人

家を守る人その2

家を守る人その2

今日は鳥によく出会う日

今日は鳥によく出会う日

見事な割れ門。その向こう側は世界が変わる

見事な割れ門。その向こう側は世界が変わる

こういうお店も少なくなりました。今やこじゃれたお店ばかりです

こういうお店も少なくなりました。今やこじゃれたお店ばかりです

でもチャナンは健在

でもチャナンは健在

そしてヨガの途中から雨が降ってきました・・・登山は中止かな、と思っていたら、アユさんから電話が。
「今日も雨が降っているけれど、ガイドが止むと言っているので、夜中の12時に迎えにいくね〜」
「ええっアユさん、昨夜も一晩中激しく降ってたし、これから強くなるんじゃないの。しかも、山はぬかるむしすべるし危険だよ」
「大丈夫です、ガイドが大丈夫って言ってます」
「(何を持って大丈夫なんかい)マジで? 危険なことはしたくありませんヨ」
「大丈夫です、12時に宿にいきます〜」
電話を切って、空を見上げても一面灰色の空からかなりの雨が降り続けています。とりあえず軽くご飯を食べてこれから仮眠して、夜中の12時に起きたときに雨が降っていたら、安全第一で中止を申し出ようと思ったのでした。

#4 奇跡の雨上がり
#5 登頂達成から下山
#6 最終回 下山後は友人と

インドネシアバリ人々登山

owner • 2016年4月12日


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